こんにちはっっ

今日は母子感染についてです。

口腔内細菌ももちろん母子感染ありますが、今日はそっちじゃないです。

母子感染には3種類

胎内感染・・・お母さんのお腹の中で感染する。
風疹・妊婦が妊娠中に初めて風疹ウイルスに感染すると、胎内感染して聴力障害、視力障害、先天性心疾患などの症状を起こすことがあり、妊娠初期に行われる血液検査で抗体検査も一緒にします。

トキソプラズマ症・寄生虫の1つです。妊婦が初めて感染すると胎児が先天性トキソプラズマ症になることがあります。

サイトメガロウイルス感染症・約7割の人は子供の頃に感染します。特に病気を引き起こすものではないのですが、妊婦で初感染だと胎児の耳や脳に障害が起こる可能性があります。

産道感染・・・出産時、産道を通ることで感染する。
B型肝炎、C型肝炎・妊婦がキャリアだと出産時に新生児にワクチンを打ちます。感染しても多くは無症状ですが、まれに重い肝炎を起こしたり、将来肝炎や肝硬変になるリスクが高まります。

HIV感染症・きちんと感染対策をしてから出産しないと産まれてきた新生児にも感染する可能性があります。感染して進行するとエイズを発症します。

性器クラミジア・出産時に感染すると新生児が結膜炎や肺炎を起こすことがあります。妊娠中の検査でわかるので、陽性であれば投薬治療になります。

母乳感染・・・出産後母乳を与えることで感染する。
HTLVー1(ヒトT細胞白血病ウイルス)・感染した後は、発症しないまま一生を終える人もいれば、40年以上経過した後に成人T細胞白血病などを発症することがあります。
 
 駆け込み出産の危険性もあるよね。
妊産婦検診の公費負担は市町村によって違うのですが、病気にかかわる検査に関しては公費負担の血液検査中でわかることも多いです。