広範囲顎骨支持型装置と舌圧測定の関係性について質問があったので、簡単ではありますがここで説明します。

広範囲顎骨支持型装置(インプラント)を埋入するにあたって、適応症は歯周病や加齢ではなく、「先天性の骨欠損(口蓋裂など)や腫瘍摘出や外傷による連続した1/3以上の歯槽骨(顎骨)欠損」という条件があります。

この手術が出来るのは、当直制度がある病院ですので、2次医療機関以上の病院である事がほとんどだと思います。(さらに他の科にもかかっている事が多いです。) 

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たとえばこれ。下顎の歯は省略w

パノラマ上では軟組織は細かく映らないので右下の顎骨が欠損しているとします。

腫瘍を摘出している症例だとしたら

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摘出する前はこうだったかもしれません。あくまで例えばです。

腫瘍を摘出する際に舌の範囲も含まれてる!ってことになると

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こうなるとインプラント義歯を入れたとて右側に食物を送るのに機能的に問題が出るし、手術の後遺症で麻痺などが残るなら余計に舌の動きは鈍くなります。

その為に舌圧測定をする必要があります。

下顎は特に舌から逃れられないので、こういった可能性がリスクとして高いのではないかなと解釈しました。

わかったかな?