こんばんはー
最近はこの時間が一番パソコンの前に座るのが楽な時間です
今日は歯の付着物、沈着物についてです
これは専門時代結構叩き込まれた内容なのでその時代から重要であったと思われます。
なぜプラークができるのか?
そもそもプラークって何?
そういうところになります。歯科衛生士の天敵というか宿敵というか
敵を知れ
が、この項目になります
まずはおさらいしましょっ。
付着物と沈着物の違い、わかりますか?
簡単に言うと、付着物はプラーク、沈着物は歯石です
そもそもプラークって何からできていますか?
プラーク自体は細菌と代謝物からなっています。
ちなみに80%が水分、20%が有機質から出来ています
有機質の大半は細菌(口腔常在菌)とその代謝物ですね。ふんふん。
プラークの形成における経過としては
初期・球菌と少数の桿菌、もっと少ない糸状菌からなる
中期・球菌、桿菌の占める割合が低下し、糸状菌が増加してくる
後期・運動性を持つスピロヘータなどが増加してくる
とりあえず真面目に言うとこういうことですね
歯石で抑えておくべきポイントは
歯肉縁上と歯肉縁下の違い
歯肉縁上は唾液由来なので唾液腺開口部が好発部位です
歯肉縁下は浸出液や感染した歯周組織からの血液由来です
最後にもうひとつ。よく授業で「ペリクル」って聞きませんか
これも結構問題で出るんですよね
ペリクルは、獲得皮膜とも言われるもので唾液成分中の糖タンパクが直接付着することによって形成される厚さ1μ未満の無色透明の有機質の皮膜
です。
これは丸々覚えてください
さて、では過去問解いてみましょう
2015年の午後42
Q歯面の付着物のうち歯ブラシで除去できるのはどれか、2つ選べ。
a,ステイン
b,プラーク
c,ペリクル
d,マテリアアルバ
答えはbとdです
この問題の解き方としては消去法の方が確実に答えを導きだせると思います
ステインとか自分じゃとれないしぃ
ペリクルとか歯ブラシごときで除去できるほどヤワじゃないしぃ
マテリアアルバが何かがわからないとやや引っかかることがあるかもしれませんが、まぁ大丈夫な問題ではないでしょうか
マテリアアルバは剥離した上皮や白血球などを含むものです
次いきましょう
2015年午後17
Q歯肉縁下歯石で正しいのはどれか、2つえらべ。
a,歯肉へ物理的な刺激を与える。
b,有機成分が80%を超えている。
c,歯垢のpHが低いと形成されやすい。
d,血漿成分中のカルシウムで形成される。
答えはa,dです←この顔腹立つけど好き
歯肉縁下なので物理的な刺激はありますね
そして無機質が80%を占めています
歯石自体には病原性が低いといわれる理由がここですね無機質ばっかだから
そして実はプラークが石灰化する条件ってpHの上昇ってのがあるのです
逆っすね。
目で覚えるために動画を作りました
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