前回フッ化物の使用方法や濃度についてやりましたが、今回は中毒量についてです


これも計算ものなので毛嫌いしている人がいるかもしれません(まさに私

でも計算ってある種確実に点数とれる問題ってことですよね。


理数系出身の人にはこんな簡単な問題っっ


って思うかもしれませんね。 


文系の皆さん、今こそ立ち上がりましょう←テンションおかしい


さて、ここから苦手な方は睡魔が襲ってくるかもしれません。とりあえず目を通す努力はしてみてください。


2015年の過去門から

Q体重15㌔の3歳の女児、リン酸酸性フッ化ナトリウム溶液(2%NaF配合)を使用し、フッ素塗布を行うこととなった。急性中毒発現量は2mgF/体重㌔とする。

使用可能な溶液の上限量はどれか。


a,1,5ml

b,3,3ml

c,15,0ml

d,33,0ml


これの答えはbの3,3mlです。とりあえず解説です


まずはこの子の体重から見る急性中毒発現量は、2mgF×15kgということで30mgFですね。

この30mgFを溶液とすると何ml?というのがこの問題です


この2%NaF溶液は100ml中に900mgFが含まれています。←これ暗記でもいいかも


ってことは


900mgF/100mlとなるわけで、


おや?最初にmgFの単位は出てますねぇ


てことは

900mgF/100ml=30mgF/X

 でたーーーーーーーーーーー


こういうことなんです

計算すれば答えのとおりですね。

ただちょっと時間がとられる問題なので、マークミスに気をつけながら飛ばしてもいいかもしれません


国試における時間配分とても大事です